神話と夢。
おはよー。
昨日の釜ヶ崎、あいりん地区のドヤ街の番組も面白かったなあ。
昔、あいりん地区の詩集を無料でもらえるっていう記事を見て以来、ドヤ街でどういう取組みをしてるかって気になってたんだ~。いろんな考え方があるし、テレビでは一部の紹介だろうけど、そういうところでしか生まれない絵や文章というのはあるような気はする……。
「河合隼雄の読書人生」を読了!本編全ての内容が面白いという幸せな読書だった~。
どの内容もとても書きたい気分なんだけど、私が気になったのは、日本の神話の、アマテラスオオミカミの話。
著者が日本の神話について書こうとドイツの心理学者を訪ねるんだけど、そこで、
日本の神話は、太陽神が女神(アマテラス)なのが面白い、というんだよね。
たしかに太陽神といえば、私もアポロンとか男性ってイメージも。。
そこからまた、河合氏は、アメリカで、女神のイニシエーション(儀式)の本を見つける。
そこで、太陽神(男神)のような唯一の正しさ、という位置づけではなく、全ての苦しさを受け入れる、という位置づけの神様というのが面白いということに気づく。
弟のスサノオが悪いことをしても、岩戸に閉じこもりながらも、また戸を開ける。
つまり弟の罪を受け入れるということ。同時に自分の「太陽」としての役割も再び引き受ける……なんて意味もありそう(これは私の憶測だけど)。
古代のバビロニアにも、まさに女性が「受け入れる」というイニシエーションがある。というか、結構日本の地方にもありそうな感じよなあ。。
面白いのは、ウーマンリブ真っ只中のアメリカ女性が、「本当の」自己実現の過程でそれを見つけて著書を書いたってこと。
社会への女性の進出があり、男性的な職業に就く女性も増加した一方で、頑張って負けずにやる一方で、心のなかでは「私にはなんの楽しみもない。私がほんとうに生きるとはどういうことだろう」と考える。そして、夢の精神分析を行うと、心のなかではまったく別のことを考えていると。
私もつい昨日森パメラさんて素敵だな~なんて思ってたら、アメリカの女性にも日本の神話をたどるような人がいたというのが素敵なシンクロというか(自分のなかでだけね笑)。
実は私もアメリカ女性の生き方というのは気になっていて、随分前に「淋しいアメリカ人」という桐島洋子(桐島かれん氏のお母さん)さんの書いた本に衝撃を受けたんだよねえ。
これは日本もたどる道かもしれないと。
それ以来、アメリカ女性の文化の本を見つけると、気になってしまうんだ。
女性の男性社会への仕事の進出を描いた「素敵なヘルメット」、雑誌広告にからアメリカ女性を研究した「アメリカに生きる彼女たち」。なぜかよく下北の古本屋で見つかるんだけど……^^;
けど、日本のフェミニズム研究で有名な上野千鶴子氏を読むと辛口かも……と思う……、みたいな中途半端な状態だったから、もしかしたら私なりの答えは神話にあるのかも。
あともう一つ、夢といえば、私が十数年前に見た夢を覚えているんだけど、
ああこれは、神話の世界だなってすぐわかった。三日後再会した人のなかに、出雲大社の末裔の人がいたので、やはり、二、三日後のことを見ることはできるのかも??
だから、現実世界ではそのように、社会で割り振られた役割をしていても、心の世界は本当にまったく、別の世界が広がっているんだと思う。それぞれの。
それが、本当に神話がベースになっているのか、そういうことは別としても。。
そしてその、自分の深層意識に流れる川の水を少しでもすくい取って、自分の人生に反映させることができたなら、それは幸せなんじゃないかな、と思う。
午後は掃除しようかな~。お茶もしたい!
※あ、全ての女性が男性的な職業に上記のように思うのではなく、自己実現の上で、心で起こっていることと異なる女性もいる……とのことで。。
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