ヌード展の話

『ヌード展』なるものを聞きつけて、横浜美術館へ。

イギリスのテートのコレクションより、ということで、いろんな国で巡回しているらしい。目玉はロダンの彫刻とか。。

休みの日だったためか、お客さんのなかにお子様もいてちょっぴり大丈夫かなあと思ったけど、入ってみたら大人も子供もわりと平気なのは、美術ってくくりだからかなあ。

とはいえ、『お気に入りの習慣』(ローレンス・アルマ=タデマ)の、女性たちの浴場での湯浴みの絵画ですごくホッとしたから、やっぱりそこまでは緊張してたんだなと思う。
安心のあまりついこのポストカード買っちゃったぜ。
(ところで浴場と欲情の発音が一緒って、日本語さんの意図したところなんでしょうか?)

でもそれは私(♀)が、同性に出会えたからほっとしただけであって、その絵を見た人が男性だったら、覗き見みたいになるんだよな。。私が男湯を見たら…。ううむ、勘弁だな。

そう思ったら俄然、あれ、これは自分の性の意識を試されてる展示でもあるんじゃね?!と思いました。
心がざわつく企画展て、あるよなあ…。

で、目玉展示の、ロダンの彫刻《接吻》。
撮影okで、みんないろんなところからパシャパシャパシャパシャ…
なんかやらしーな!笑

うーん…男の手がなんかたどたどしいなあ。
彫刻って立体だからか、体の表情が気になる!

でも、エロスなんだか美術なんだか一緒なんだかわからないってことはなくて、知的さもある展示だと思った。時系列で歴史の変換点とともに展示してるからだろうなあ。。
最後の方は、絵を見てそれがヌードかどーかわからん、というのもあった。
私のように、あ、表現するのが恥ずかしいので、こんなふうに書いてみました、、という照れ屋もいたんだろうか…と、いらん感想を抱いた。

でも同時にやっぱ隠微さもあった!
特に、ターナーの娼婦の小屋の様子を描いたスケッチブックは、真面目な水彩画の印象を描く画家さん、という印象があったので尚更。これはギャップ萌え??

という具合に、普通ならそんな感想抱かないのに、ヌードという括りになったら急にこんな感じになっちゃう。これぞ企画展の醍醐味!!

人と行ってたら「いやあこの絵はその…」と赤面してるだろうな…。

というわけで、オススメです!!

ことばのハンドル。

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